連載:アラフォー主婦がWEB制作の世界に飛び込んだらどうなるか ①

ワンページ株式会社

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人生を再構築中のみなさんの 希望の星になりたいオカン奮闘記

浦島太郎の昔話は架空の物語ではない。現実にあり得る。なぜならワタシがそうだったから。

はじめまして、ワンページ株式会社で制作アシスタントをしております「ハシムーおかん」です。

子どもに身を捧げて早15年、家庭という狭い世界で生息し続けて早15年。ある日おかんは、ふと思うわけです。
「ワタシそろそろ子離れを考えないといけないんでないの?」

2度目の出産時、母体の「いきむ」という手助けも借りず、自力で出てきた息子を抱いたとき(本当に一回もいきむことなく、担当医が到着する前に最初の陣痛から1時間半で自力で飛び出てきた)



「この子は何かよっぽどやりたいことがあって生まれてきたに違いない。
あっという間に私の手元を離れて世間の大海原に飛び出ていくんだろう。」

と母の直感を働かせたワタシですから、息子くんが小学校中学年になったとき、自分の人生を再スタートさせねばと考えたわけです。子ども達に置いてけぼりにされる前にと。

さて、ずっと専業主婦をやっていたオカンが社会復帰しようとするとどうなるか。
1番高いハードルは「おのれの心」になります。家庭内ではオカンのルールが適用されるので権力を振りかざしまくるのですが、実社会ではイチ消費者にしか過ぎません。しかも15年経った今、かつて得た仕事の技は現在も通用するのか不安きわまりない。家ではライオン、外ではウサギ。

ママ友の集まりでは社会復帰に手こずる話でもちきりです。かつては夢を追いかけ、勉強し、資格を取り、就職の椅子取りゲームに勝ってバリバリやっていたのに(私達は就職超氷河期時代)なんでこんなに社会に対してミジンコなってしまったのか…(ウサギより小さくなってる)

そりゃそうだ!
身軽だった独身時代とは違って、家族形態を鑑みた労働条件なんだから!
就ける職業限られるだろーが!

って開き直ることすら出来ずに「自分は社会に対して無力…」「なんにもできない気がする…」ってなってる主婦のああ、なんて多いことか。
だから今のワタシでも出来そうな感じの職を探すわけです。

そうなるとどうなるか。
職場を転々とします。るろうに。
なんで転々か。それは人間関係、労働環境の悪さ。

パートでのお仕事は人の入れ代わりが目まぐるしく、労働環境の改善やら良好な人間関係の構築やらに労力をさかない。さかないから職場が荒れてて、人が入れ代わり・立ち代わりぐるぐる悪循環。

再出発にこけまくった結果、やっと気付きます。ワタシが望む社会復帰は中途半端じゃアカン。

目標に向かって突っ走ることだけに夢中になっている人達の中で働きたい!
マウント合戦という無駄な労力なしに、純粋に頑張っている人たちの仲間にならんと!



はるか昔に建築用装飾ガラス(ステンドグラスなど)のデザイナーをしていたワタシはイラストレーターとフォトショップが使えるというだけで「デザイナー」でパートの検索を始めました。

ほうほう、意外とあるでないの。どうやら多いのはWEBデザイナーやね。ということは、その辺を攻めれば引くてあまたで今後は生き延びやすいかもね。

ただそれだけの理由で何件かにエントリー。人生40年生きていても、これくらい考えなしなんです。社会人としての経験は5年しかないので、ワタシの経験値はママ友とうまくやっていくためのコツとかニッチな方向性で発達してしまっているんですね。

ところで。「デザイナー」って一括りに簡単に使いますけど、上に付属する単語一つで全く違う生き物になるって知ってましたか?
ワタシは知らなかった…

極端な話、「エンジン」デザイナーって言ったらバリバリの理数系。ワタシが1億人いたって作れない車の駆動部分を作れる、全く別の技を身につけている方々なんですね。
「キャラクター」デザイナーとかの美術系とは全く違う。

そういう意味で「web」デザイナーも特殊な技と知識の持ち主なんですよ。知らなかった…。

ここまで読んで「おいおい、大丈夫かね 」と思ってくださった方も多いかと思います。
その通り!無知ってすごいパワー!だって何も分からないから怖いもの知らずでやっちゃうんだもん!

さて。こんなワタシがどうやってワンページの仲間として受け入れられ、ワンページとともに成長してこれたのか。自分で言うのもなんだけど、めちゃくちゃ興味あり。

それは次回の講釈で。
(このセリフ知っている人はまさしくワタシ世代)