夏休み企画!小学校6年生が考える理想の働き方を調査する(調査対象は一人だけど!の巻)

ワンページ株式会社

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10年後、社会人になる小学生の傾向を知り、今後スタンダード化する働き方を予測する壮大なプロジェクト

全3回の「オカンブログシリーズ」が終了し、やれやれと思っていた矢先。月1本のスタッフブログ執筆担当を正式に任命され、次のネタ出しに困ったハシムーオカンは息子くんを登場させるという手に出ました。
改めまして、こんにちは。使えるものはなんでも使うエコ精神の塊、ハシムーオカン44歳です。

ハシムーの息子くんが大人になる10年後の2030年には、今はない未知の職業が半数を占めると言われています。
そして働き方自体も激変しているに違いないと、コロナ禍を体験中の私たちは思うわけです。
では、どんな風に?平成の世を作り上げたのは昭和生まれ、令和を作るのは平成生まれであるということから、今どきの小学生が何を考えているのかを知り、そこから今後スタンダード化する働き方の方向性を読み解きます。(本当に出来るんか)

コロナ休業はどうだった?

ハシムー
この世の誰もが経験したことのない長期に渡るコロナ休業が起こったけど、息子くんの中でなにか変わったことはありますか?
息子くん
特にないな。何にも変わってない。

あんなに長い間、友達と会わずに家に閉じこもったのに?辛くなかったの?

コロナ休みじゃなくても、家の中で閉じこもれる環境はネットのお陰で前から出来上がっていたから。
友達と話したり、遊んだりするのはもちろん楽しいけど、ネットがあれば精神的に辛くない。
You Tubeみたり、ゲームしたり、ブログ書いたり、動画編集したりしてた。

画面に向かって何かしていると、一人でも退屈せずに充実感が得られるんだね。

そう。楽しい。

この間、息子くんが読んでいた本「2020後新しい日本の話をしよう」を元に話を進めていきたいんだけど、若者の休日の外出率が意外と低いって書いてあったよね。これについて、どう思う?

自分たちでいうならば、「公園でボール遊びはダメ」「遊具は小さい子優先」「ベンチはお年寄り優先」って言われたら遊ぶところがないし。
家でやりたい事が増えて当然だと思う。自分のやりたい事をやっていた方がずっといいから、外に出るのが億劫になった。

友達付き合いが上手で、仲間に混じって遊ぶのが得意な息子くんでさえ、一人で何かやっている方がいいって考えるんだね…。
フリーランスになった人が1人で仕事をしているうちに孤独に耐えるのが辛くなって、結局就職し直すことが多いって聞いた事があるんだけど、それについてはどう思う?

1人で家に閉じこもって仕事することは苦じゃないと思う。かえって、その方が集中出来る。
友達は本当に大事な人が5人位いれば寂しくないし、仕事はフリーでやった方が文化の違い(他の人の価値観・ルールの意)に対応しなくて済むから効率がいいと思う。

息子くん世代が家に閉じこもることに抵抗が少ないことは、なんとなくオカンも分かる気がするよ。このコロナ禍が拍車をかけただろうし、もともと外で遊ぶのが難しい環境だったから家で過ごすことが多かったしね。(遊び場所の問題・熱中症の問題など)

息子くんが社会人になる2030年には人口減少で労働者が644万人も不足するとも言われています。貴重な若い世代の獲得のためにも、我がワンページは彼らがどの様な生き方・働き方を望んでいるのかを知らなくてはなりません。
ネットを通じて人と交流する事が当たり前、そして1人で時間を過ごす事が多い息子くん世代はこれからのことをどう考えているのか。
まず、学校生活について話を聞き、紐解いていきます。

学校生活はどう?


人口が激減すると働き手が少なくなって、1人ひとりの仕事の効率アップは不可欠って本に書いてあったね。効率化のために、通勤・会議の時間をなくして、その分作業時間に当てるようになるのが主流になるってあったけど、息子くんは他の人のルールで仕事をするのも非効率だって考えるんだね。

学校での生活がそう考えさせている様な気がするけど、他の人のルールって具体的にどんなことかな。

例えば給食の時間は15分だけど、5分で食べちゃう人と30分かかる人がいるのに、それっておかしい。計算がとっくに終わってるのに10分以上他の人を待っているの無駄だし、国語の音読はみんなが一斉に同じ速度で合わせて読むだけで1時間使うの無駄だし、朝会や今週の目当てを作る時間も合計したら結構な時間になるのに何をやっているのか結局分からないし、先生が一人の人を怒っている時間に他のみんなが待っているのもおかしいし、廊下を走らないってルールはもう知っているから何度も同じこと聞く時間がもったいない。

いっぱい出たねー!確かにそうだね。これからの時代を生きていく子たちには人口減少ゆえの「効率化」スキルが必要なのに、未だに昭和団塊の世代の「みんな一斉に」だね…。
でもそうすると、かなり個人に対応した方法を取らなくちゃならなくなるよね。学校現場は大変じゃないかな。

でも、これからは教育の分散化の時代になると思う。

きょ、教育の分散化?それはどこで知った言葉なの?

自分で考えた。考えの元はYou Tuberの少年革命家のゆたぽんから。

へ、へえ…。

例えば、小・中・高・大と勉強してから社会に出るのではなくて、やりたい子は子どもでも就職して、転職のために必要なことを勉強しに学校に行って、また就職してを定年まで繰り返すって感じ。ずっとスキルアップのための勉強をし続ける生き方が普通になると思う。

今までの生き方は社会が決めてたけど、これからは自分が決めなくちゃ対応しきれなくなるから。社会が決めてしまうと8割の人が幸せになれても、残りの人が合わないでしょ。
全部の人を幸せにしようって考え方になってきているけど、それを実現しようとしたら個人レベルで対応しなくちゃならないじゃない。だから、その人の生き方に合わせて教育も分散化が必要だと思う。

なるほど…。少子化ゆえにクラス数も減って多様性が学べないんじゃないかと言われているけど、息子くんはネットを通じて色んな人の色んな生き方を知っているし、よく考えているね。
人口が減る事で逆に少数派の生き方にも対応できると考えれば、教育の分散化も可能になるのかな。

すでに息子くんが考えているケースは実際にあり、オカンが台所でフライパンを振りながら見たテレビ番組には中学生で企業し、卒業と同時にITコンサルティング会社に就職した15歳の社会人が出ていました。
人口減少によって様々なケースが受け入れられる時代になるのなら、ワンページでも10代の社会人が活躍する可能性が出てきます。優秀な若い世代の獲得を考えるのなら、近い将来、そのやる気を受け入れる方法を模索する必要が出てくるかもしれません。

お仕事について考えを聞かせて?


息子くんは学校や教育に対して言いたい事がいっぱいあるみたいだけど、将来就職する会社、例えばワンページに就職するとしたら何を望むのかな。

上司と部下は上下関係でなくて、仕事の役割の違いであって欲しいな。上司は指示をしてチームをまとめるのが役割であって、上だからという理由で強制的な命令をしないとか。
自分が上司の役割になっても同じ。将来自分より仕事が出来るようになる可能性があるわけだから、出来るだけ強制したくない。今の自分の環境(学校)だと、考え方を聞かれたから答えたのに「でも、こうだよね」って言って考えを強制するから、そういうのは嫌なんだ。

あと、仕事は自由なスタイルでやらせて欲しい。例えばGoogleでは立って仕事する人もいるでしょ。でも日本で1人だけ立って仕事していたら変な目で見られそう。その人の効率がよくなるのだったら、どんなスタイルの仕事の仕方でも受け入れて欲しい。

息子くんが「今いる環境は息苦しいんだ!」って思ってるのがヒシヒシと感じられる返答だね…。ワンページに関して言えば、会社を運営している社長やマネージャーが若い人ということもあって、息子くんの考えに近いものを持っている感じがするなあ。

でも、本当は就職したくないんだ。フリーランスでやりたい。

それはなぜ?

仕事はマイペースに一人でやりたいから。自分のミスでたくさんの人が苦しむのが嫌。これはYou Tubeでレペゼン地球の社長が言ってたんだけど、一人なら仕事に失敗しても自分がホームレスになるだけだって。でも、沢山の人と一緒に仕事して、失敗したら地獄って。

自分は大きくチャレンジしたいと思ってるから。就職だと給料は頑張っても5万ぐらいしか上がらないけど、個人で成功したら収入アップの幅は大きいからチャレンジしてみたいんだ。フリーなら失敗しても自分に降りかかるだけだから、フリーの方がいいと思って。

就職する最大のメリットが会社に教育してもらえる事だとしても?例えば新人さんは貢献ができない状態なのに、賃金貰って技術を身に付けさせて貰ってるってすごいお得な感じがするけど。オカンも今、会社に支えてもらってWEBデザインのスクールに通わせてもらっているよね。

まあ、そうだね。でも就職したくないから、今から色々学んで勉強しておきたい。

息子くんはどんな勉強がしたいの?

英語かな。将来はアメリカに行って仕事したい。日本だと考え方が固いし古いから、新しい事がやりづらい感じがする。でもアメリカは自由な感じ。
あと、動画編集とかプログラミングとか。

世界中を飛び回って、パソコン一つでバンバン稼げる人になりたいって言っていたね。息子くんがアメリカに行ったらオカンは遊びに行くわ。

最後に聞きたいんだけど、日本社会に望むことは何かある?

おじいちゃん・おばあちゃんにスマホ・PCの義務教育化をして欲しい。
あ、でも今まで頑張って生きてきたから義務じゃなくて、せめて50%ぐらいの人に対応して欲しいかな。
人口比率の多いお年寄り世代の人がPCとスマホに対応してくれたら、ドローンで配達とかの新しい生活様式が開発しやすいから。

えーと、それはどこから得た考え方?

自分オリジナル。

1人志向が強いのは果たして息子くん特有の性質なのでしょうか。例えば子どもたちの将来なりたい職業について言えば、スポーツ選手がやはり今でも根強いですが、1人でできる職業に憧れをもつ子どもが増えている様にもみえました。
息子くんのフリーランス思考もそうですが、YouTuber・プロゲーマー・ニートなど。(果たしてニートは職業なのか…)

彼らが経済活動の主流になるとき、企業にダイバーシティ・マネジメント(※)が完全に定着するとオカンは感じました。人口減少でそうならざるを得ない側面と、そうありたいと考える息子くん世代の両側面から押し進められるのではないかと。
そして、社会がその様に変化していくにもかかわらず、公立の教育現場がいまだに団塊の世代・昭和のやり方であることに危機感があると母親としての意見も添えさせていただきます。(母親になって学校に子どもたちを通わせるようになった時、私たちが通っていた30年前とあまり変わっていなかったことに驚いた)

ワンページが彼らを巻き込んで企業成長していくためには、彼らをもっと知り、新しく魅力的な文化を作り上げていかなくてはなりません。そのために、ワンページは若い世代との交流をどんどん深めていきたいと思っております。
よかったら、みんな会社見学に来てね!

※ダイバーシティ・マネジメント:個人や集団に存在するさまざまな違い、すなわち「多様性」を競争に打ち勝つための土台とし、文化や制度の組織全体を変革しようとすること。